210-1温冷覚測定
1.温冷覚測定
皮膚とプローブ間の熱流束を指標として温覚閾値・冷覚閾値を独立に絶対値評価
温覚閾値・冷覚閾値定化の意義
温度覚を司る求心性線維は小径有髄神経であるAδと無髄神経であるC線維といわれている。温覚・冷覚の独立した定的評価法の確立により、体性神経のうち、小径有髄神経(Aδ)と無髄神経(C線維)の機能を独立に評価手法を実現する。
熱流束を指標とする理由
熱流束(Heat Flux)は測定部位とプローブ間の熱エネルギーの移動を表す。
温度が同じでも木材よりも金属の方が冷たく感じることはよく経験する。これは、温度覚が温度そのものより皮膚と物体の間の熱エネルギー移動(熱流)により生じることを示唆している。
したがって、熱流束を指標とすることにより温度指標では実現不可能である絶対値評価を可能とする。
熱流束測定原理
測定プロトコール
設定画面
測定画面
測定画面
*画面は開発中のものです。